はてさて
そもそもみなさん、
けいおん!の
映画ってどんな内容を予想してました?
日常の癒し空間を毎週見れるのが最大のメリットだったTV版から、どうやって
映画作るんだ?って思いましたよね。
「放課後ティータイム(以下HTT)がロンドンに行く」
っていう情報だけだと、僕は劇場版ドラえもんみたいになるのかなぁって考えてました。
春休みに子供たちだけで旅行⇒冒険って感じかな、と。
そいでぶっちゃけ
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縛られて宙づりのHTTメンバーたち
さわこ 「おい、早く喰わせろ!」
純ちゃん「はいはいただいま。 …コスプレの用意!」
ゴゴゴゴゴ
さわこ 「ふへへ、どいつから喰ってやろうかwww」
澪 「ママーっ!!」
麦 「ふんむむむ! …だめ、ほどけない!」
梓 「シクシク…」
さわこ 「…まずはそこの間抜けヅラした黒ニーソからだ!」
唯の体が更に上方に引っ張り上げられ、
牛魔王さわこ先生が近づいてくる
唯 「いやだいやだ!私なんか食べてもおいしくないよ!」
「甘いものばっか食べてるから糖分過多だし」
「
処女だから今喰べたら重たいしけいおん厨のオジサンたちがだまってないよ!!」
律 「唯ー!!!」
そのとき …閃光走るッ!
ピカーッ!!
憂 「おやめなさい!
牛魔王さわこ先生!」
牛魔王 「んむぅ?!」
HTT 「ハッ!」
りんれい「あれはっ…!」
三蔵法師「お釈迦様…!(or ロックの神様…!)」
憂 「助けに来たわよ!お姉ちゃん!」
麦澪律梓「憂(ちゃん)!!!」
唯 「憂! 派手な
タイムマシンギターだねぇ」
憂 「仕方がないじゃない…これしかなかったんだもの」
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くらいまでは余裕で妄想してました。
和ちゃんには
「
ヘビースモーカーズフォレスト!」
って言ってもらって〜
とかな
お気づきのように
ドラえもん⇒唯ちゃん
のび太 ⇒律ちゃん
しずちゃん⇒あずにゃん
スネ夫 ⇒澪しゃん
ジャイアン⇒むぎゅぅぅぅう
ドラミ ⇒憂さん
出木杉 ⇒和ちゃん
で配役してました
上のパラレル西遊記の例ではさらに
牛魔王 ⇒さわちゃん
羅刹女 ⇒SUZUKIの純ちゃん
で読んでください
で、まあ、いざふたを開けてみたら、そんな冒険活劇とかでは全くなくてですね(
やっと本題)
普通に深海キャンプでBBQして鬼岩城にかかわることなく2泊3日で帰ってきた感じでしたね。
本編は大体
・ロンドン行くまで編
・ロンドン観光編
・ロンドンラス日ライブ関連編
・帰ってきて卒業まで編
の4部構成になっていましてそれぞれに山ほど見所があるのですが
一貫して、HTT5人の仕草、一挙手一投足が可愛らしく魅力的に描かれていますので
2回目以降はもっとすべてのまぶしい瞬間を見逃さない感じで食い入るように観た方がいいかもです。
時に、
けいおん!を評して
「中身のないアニメ」
と揶揄する声があります。
まあ、確かになんか物語があってそれに沿って展開するわけでも、真実が一つずつ明らかになっていくわけでもありませんから、そう言われるのも無理からぬことなのですが、
このアニメ、見様によってはホント一瞬たりとも気が抜けない濃いアニメなんですよ。
HTT5人の仕草、一挙手一投足に関しては先述しましたが、ここが本当に
けいおん!の大きな魅力の一つです。
監督が女性だから、とか監督の作品にかける愛情がハンパないとか、まあ理由は色々言われていますけど、
とにかく、
たとえば、座るときにスカートを直す仕草だったり、律ちゃんが結構周りの部員の様子をつぶさに観察できているとわかるところとか、細かくはあるんですがそういう部分を発見するたびにほっこりできます。
胸のこの辺りがポカポカするんですね(
映画違う)
するめアニメと言っても差し支えないんじゃないかと僕は思っています。
展開に次ぐ展開が不必要なくらい、日常のあらゆる場面にそういったほっこりが内包されており、見直すたびに新しい発見もある、そういう癒しアニメなんだと思います。
で、
映画ですが(この前置きの長さ…!)
映画のけいおんはそういうところが進化(深化?)している、ある種「アニメ
けいおん!」としての集大成とでも言うべき仕上がりになっています。
核になるのは、数か月後独り軽音部に残されるあずにゃんに対する先輩方の思いやりの心が現れてくる部分になると思います。
それ以外でも
HTTのメンバーは学校を飛び出し、住み慣れた町も飛び出し、ロンドンという外の世界に出かけます。
メンバーは異言語異文化に戸惑いを見せつつも、一人一人が各個人らしく反応し対処し感想を抱いているように見えます。
わかりやすくモノローグが入ったりしなくても
「○○ちゃんらしいや」
という、説得力を十分に持って場面が展開していくのです。
海外旅行に行くのになぜか全員各自の楽器持参だったり
ロンドンでお寿司食べたいと言い出したり
それじゃあ、とお寿司屋さんに入るもなぜか演奏だけして食べられなかったり
電圧の違いでホテルでドライヤーを爆発させたり
一日目の夕食が日本から持って行ったインスタント食品だったり
いわゆるあるあるネタとも言えるのですが(さすがに演奏はあり得ないですけどw)、単なる「あるある」で終わらず、この子はこんな反応この子はこんな感想という部分が非常に(TV版よりも)丁寧に描かれていると思いました。
TV版ではまだ「ゆるゆる癒し系アニメ」の枠に収まっていた
けいおん!が
映画ではまるで人間ドラマかのように(言い過ぎでしょうか?そんなことないと思うんですけどね)観えました。
多分ですけど、この
映画の正しい観方(
映画の観方に正否も減ったくれもないですが)は
1回ごと一人に注目して全員分観るということになると思います。
1回目はずっと唯ちゃんの言動を追いかける、すべてを記憶するがごとく
2回目はずっと麦ちゃんに注目して鑑賞する、麦ちゃんと一緒に旅行しているがごとく
といった感じにです。
僕たちの日常も平凡なもんですから、冒険なんかありません。
部屋の畳の下が超空間となり異星とつながることもなければ、ロボット軍団が攻めてくるらしいというようなこともありません。
しかしながら、僕たちは毎日毎時間毎分毎秒、必ず何かをしています。
呼吸したり心臓動かしたり、何かのタイミングで溜息ついたり、ちょっとしたことでニヤリとほくそ笑んだり。
そんでそんな毎日がそれなりに悪くない。
そういうことにも気づかせてくれる
映画かな、と。
ずいぶん長々と気持ち悪いこと書いてきてしまいましたが
一つこれだけは言っておきたいのは
「
けいおん!は単なるキャラ萌えアニメというのとはちょっと違うんじゃないか」
ということです。
なにわともあれ
豚と言われようが厨と言われようが、僕は
けいおん!が好きで、
映画もとっても面白かった。
これに尽きると思います。
各自個性はあれど優しくて可愛らしい
女子高生の卒業旅行に、オッサンが着いていけるのは
映画けいおん!を観た時だけですから、そういう意味でも必見の
映画だと思います。
昨今観たどんな
映画よりもあたたかくて楽しい娯楽
映画でした。
まだ未鑑賞のかたは是非。
既に見終えられた方も上記の「ただしい観方」にチャレンジして、2回、3回、4回、5回
別に24回見てもいいと思います。
あえてロンドンライブには触れませんでしたが、
ぜひ先入観なしで、ロンドンでのHTTのステージを素直に感じ取ってご覧ください。
あなたの好きな○○ちゃん(僕の場合は律ちゃん)をもっと好きになること請け合いです!
我らがさわこ先生の活躍も見れます。
あと、
映画を見た後、まず間違いなく
けいおん!!(2期)の卒業式回が見たくなると思われますので、ご自宅にご準備いただいてから(買うなりレンタルするなり)
映画をご覧になってください!
僕ももう1回はどっかのタイミングで観に行きたいと思っています。
HTTの先輩4人は大学へ
あずにゃんは友達を集めて新生軽音部設立へ
今後の展開もぜひアニメで見たいところです。
いっそ日曜夕方にサザエさん時空で延々流し続けてもいいんじゃないですかね?
どうなんですかね?
映画の感想は以上です。
もしここまで根気よく読んでいただいたのなら本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします☆